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デッドニングって何??

2016/10/12 09:00 CATEGORY: カーオーディオ デッドニング

こんにちは京都店です。

スピーカー交換のご依頼を頂くと80%以上の方が
同時に施工依頼を頂くメニューがドアデッドニングです。
でも、実際は商品取付作業のオーダーを頂く際に、

(お客様)このスピーカー気に入ったからコレで!!
(スタッフ)デッドニング同時施工がおすすめですよ!!
(お客様)えっ?なにそれ??どんなことするの??
(スタッフ)デッドニングとはですね~・・・

と…まだまだ認知度が低いメニューなんですよね!!
でも、その効果は絶大でやるとやらないでは
同じスピーカーを取付しても雲泥の差!!
絶対に施工して頂きたいメニューなんです。

デッドニングとは何なのか?ご来店頂いて質問頂くことが多いので、
その効果と施工内容を今回はブログにて紹介させて頂きます。

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デッドニングとはクルマのドアに制振や防音加工などを施すことです。
他にタイヤハウスやフロアなど様々な施工対象箇所があります。
主にスピーカーの取付箇所となる、フロント&リアドアなどは
ドアロックやパワーウィンドウなど複雑な部品が組み込まれています。
その部品の故障などが起きた際の部品交換を想定した
メンテナンスホールやサービスホールと呼ばれる、
大小様々な穴がドア内側には空けられています。
ですが、同じドアを取付土台とするスピーカーにとって
メンテナンスホールはカーオーディオ的にはデメリットばかりです。
メンテナンスホールには防水用のビニールがブチルゴム等で
貼付されているケースが国産車だと一般的ですが、
見た目の通りこのビニールには制振効果はありません。

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スピーカーはエンクロージャー(BOX)がなければしっかりと鳴りません、
CLUBや音楽フェス、カラオケBOX等のスピーカーは全てBOXですよね!!
ドアのメンテナンスホールはそのBOXの裏フタが無いのと同じ状態なのです。
スカスカの筒にスピーカー取付けてあるの感じです。
これではいくら高価で高性能なスピーカーユニットを装着しても、
そのパフォーマンスは十分発揮することはできません。

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デッドニング施工をすることで、クルマのドア内部をスカスカな状態から
簡単なエンクロージャー(スピーカーBOX)化することが可能なのです。
但し、元々はメンテナンスのための意図的な穴です。
故障時にはもちろん制振材を剥がしてしまえば、
通常通り、メンテナンス可能にしていますのでご安心下さい。

BOX化と併せて、ドア全体の強度、制振、吸音性を高める作業を施します。
近年のクルマは万一の対歩行者保護や燃費向上の為の軽量化、
コストカット??などの目的で外板(鉄板)が非常に薄くなってきています。
制振作業等をしてあげないとスピーカーの駆動力にドアが負けてしまいます。

但し、闇雲に制振材を貼り過ぎてしまっても、
重量増でドアヒンジ等の負担が増えてしまいますので、
必要な制振材の量や使用するポイントの適度な見極めが必要となります。

まぁ元々無いものを追加するので、多少重くなるのは仕方ないですが、
でも、それ以上しても制振効果が望めないのに重量だけが増していく・・・
それは車両にも負担がかかりますし、デッドニングの施工箇所数や材料
によっては燃費に影響するくらいの重量増にだってなります。
理想は重量増は最小限に且つ高制振(音質改善)効果だと思います。
日々そんなことを考慮しながら、1台1台デッドニング施工をしているということを、このブログで皆様に少しでも伝えられたら!!と思います。

最後まで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m

スタッフ顔写真:藤井 一輝
STAFF
藤井 一輝
KAZUKI FUJII
担当:セキュリティ/オーディオ
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。