B-PACSBLOG2025ダイハツ・ミラトコットにコスパ抜群!サウンドアップ術!!

ダイハツ・ミラトコットにコスパ抜群!サウンドアップ術!!


ダイハツ・ミラトコット↑

フロントスピーカー交換とデッドニング施工でのご入庫です。


インストールするスピーカーはこちら!!

最近モデルチェンジが行われたカロッツェリアのスピーカーシリーズ!

ミドルクラスのCシリーズのTS-C1640です。

フロントにコアキシャル?と思った方!!セパレートタイプが必ずしも良いとは限りません!!

DSPなどでTAを調整できない場合、逆に2wayでもコアキシャルの方がいい結果が得られることがあります。

理由は取付距離です!

セパレートのツィーターの多くはダッシュボードに設置しますが、ツィーターとミッドウーファーの取付距離が著しくズレる場合、当然ながら到達距離にもズレが生じます。

このズレ・・・そのままだと音がこもったり、定位が定まらなかったりとオーディオ的に良くはありません。

よってシステム次第では同軸上に高音再生用のツィーターを設けるコアキシャルタイプの方がおススメなケースがあります。


モデルチェンジ後、初めてこのスピーカーを触るので少し観察!!

アラミドファイバーと呼ばれるコーン素材による高剛性で歪の少ない中低音を再生するそうです。

エッジは先代Vシリーズと同様の独特なエッジ構造で力強い低域が期待できそうです!!

メタル素材のフレームでミドルグレードでもかなり高級感のある仕上げが為されています。

ツィーターはアルミなので少しピーキーかもしれませんが、ドア下マウントのコアキシャルなのでそのくらいがちょうどいいのかと思います。


インナーバッフルにはカロッツェリアのメタルタイプをセレクト!!

やはり剛性感&耐久性が木製よりも遥かに高いメタルがおススメです!!


単体だと変わった形状のバッフルですね!

私共もこの時点では理解していませんでしたが(笑)この形状の答えは後ほど・・・


スピーカー交換に伴いドアデッドニングも施工いたします。

防水ビニールのオーソドックスなタイプですが、サービスホールの開口面積がデカい!!

このままだと背圧が逃げてしまい低音スカスカな感じになってしまいます。

よくノーマル状態で低音ブーストしている方を見かけますが、そもそも構造上低域が鳴らない仕様なので無理やり低音ブーストすると、中音などのほかの帯域再生ができなくなり、非常に聴きにくく、聴き疲れしやすいオーディオになってしまいます。


↑ノーマルスピーカー↑

実はノーマルスピーカーでもデッドニングするだけで、今まで再生が困難だった帯域も再生ができるようになります。

しかしフルレンジが故に低域が出ても高域が出にくいことには変わりはありません!!

ですので!高音質化には2way化以上は必須項目となります!!


取り外したノーマルスピーカーです↑

入力表示が0.5刻みと細かいです(笑)

一昔前に比べると軽自動車のスピーカーも随分とよくなりました。

ウレタンエッジで加水分解→エッジ欠損でスカスカサウンドが当たり前でした。


防水シートのブチルゴムを除去↑

同時に脱脂作業を行います!下処理で最も重要な脱脂です!!

車のドア内外はグリスなどの油分がたっぷりなので制振材の密着を著しく低下させます。

脱脂不足で最悪の場合は制振材の脱落→漏水につながるので念入りに作業を行います。


貼り込み範囲の徹底脱脂完了後です!


アウターパネル裏側にスポット貼りで制振材を貼り込みます。

全面ではなくスポットにするのは、過度な重量増を防ぎながら十分な制振効果を得るためです。

見た目的には全面施工が効きそうな感じはしますが、スポット貼りと比べてもポイントを押さえていれば効果に遜色はないです。

むしろドアヒンジなどの負担を考えるとトータル面ではスポットの方がメリットが多いかと!!

例えばデントリペアなどでへこみ修理が必要になっても、ポイント的に剥がして施工できます!!

自ずと復旧費用も安くで済みます!!


スピーカー裏には他と同様の制振材に加え、吸音拡散を得意とする素材を貼り込みます。

これにより背面のフラット面が無くなり、音質劣化を起こすスピーカー裏の定在波対策になり、低域の強化&クオリティUPが望めます。


インナーパネルは防水シートの代役も兼ねるので全面貼りでしっかりと施工!!

ハーネス引き込み部の処理などは防水面を最重要項目として施工しています。

耐久性の高さは大体見た目の綺麗さに比例してきます!

独自の型取りによりクリップや配線ガイドなどもしっかりと機能する仕上がりです。


インナーバッフルを取付してミッドウーファーをドアにマウント!!

ここで先ほどの話の続きですが!

このメタルバッフルはドアの内部に装着、インナーパネルをスピーカーとの間に挟むようなカタチでの特殊な取付でした。

ドア内張側のスペースがあまり余裕がないので、車内側への出幅を抑えた構造の様です。

なので基本的にはカロッツェリアスピーカー専用になると思います。

VシリーズやPRSには対応しますの!ハイグレードスピーカーをお求めの際はご注意ください!!


ドアトリムを戻した後はナビヘッドで調整に入ります。

ディーラーオプションナビでしたがパナソニック製でストラーダと同レベルの調整メニューが存在しました。

とはいえ仮想TAなどの装備はないので、この補正範囲だと今回セレクトしたコアキシャルが生きると思います!!

調整と視聴を繰り返してご納車!!

狙い通り!繋がりに違和感のないフロント2wayシステムに仕上がりました。

ダッシュ上での定位感もあり♪すべてがドアで完結しているとは一聴思わないのでは?と思います。

ここまで仕上がるとやはりサブウーファーでの底上げが欲しくなってきますね!!

次回のシステムアップも是非ご検討&ご依頼ください!よろしくお願いいたします。

ご入庫ありがとうございました!!

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藤井 一輝
KAZUKI FUJII
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。