B-PACSBLOG2023トヨタ・クラウンアスリート(210系)にDIATONEサウンド♪見た目はそのまま音変します!!

トヨタ・クラウンアスリート(210系)にDIATONEサウンド♪見た目はそのまま音変します!!

2023/08/19 19:00 CATEGORY: カーオーディオ


トヨタ・クラウン(210系)の純正オーディオ車の音質改善のご依頼を承りました。


今回フロントスピーカーを交換&ドアデッドニングでご入庫して頂きました。

スピーカーは定評のあるDIATONE(ダイヤトーン)のDS-G400を選択して頂きました。


DS-G400はDIATONEのフラッグシップモデルのDS-SA1000に投入された技術を、惜しみなく注ぎ込んだエントリーモデルです。

6.5インチ2wayセパレートコンポーネントで、ツィーターにはダイレクターと呼ばれる、

音響を知り尽くしたDIATONEならでは!の機能的なパーツにも装備されています。

振動板には伝搬速度の高い、NCVR(ナノ・カーボナイズド・ハイベロシティ)と呼ばれる、カーボンナノチューブに数種類の樹脂を混ぜた素材が採用されています。


パッシブネットワークはトゥイーターとウーファーが独立している為、メインユニット内臓アンプの4chをフル活用したバイアンプやバイワイヤリング接続に対応しています。

TAなどが調整できるメインユニットなら、バイアンプでフロント2wayを構築することでサウンドクオリティは格段に高くなります。

またネットワーク内部にもこだわりが!高音質ハンダ基板や高音質ポリプロピレンコンデンサーやケーブル類、音質に磨きを掛けるための設計があちらこちらに見えます。


車両への組み込みですが、まずはドアトリムの取り外しを行います。

車種により形状やビス位置、メクラ蓋の構造は変わってきますので、取外しには慎重な作業が要求されます。


純正スピーカー↑

210系はインピーダンス4Ωスピーカーが採用されており、アフターパーツのスピーカー選定が容易になりました。

見た目はオーソドックスなトヨタの3本留めタイプですが、裏側にはコイルが装備されていました。

これはリアトレイにある、サブウーファーに重低音パートを任せるためのローパスフィルターです。

ドアスピーカーで鳴らす低域を制限し、中音域の仕事に集中させるための処理です。

ですが!今回デッドニング+DIATONEでもう少し下まで鳴らせるようになるはずなので、取外してスルー化します。


スピーカー交換と同時におススメしているのデッドニングを施します。

↑はアウターパネル(ドア外板裏)で、スピーカー背面より発せられた振動エネルギーでアウターパネルが振動したり、異音を発生させたりしないよう、重量のある制振材を貼り込みます。

制振材にはDr.ARTEXを使用しています。

重量が増えすぎるとドアの開閉時の負荷が大きくなるので、等間隔に四角く切った制振材を貼り込み、重量を抑えつつ制振性能を上げる施工を行っています。


インナーパネルにも制振材を貼り込み↑

こちらは制振と同時に、サービスホールと呼ばれる整備用の穴を、防水性を持たせて埋めることも必要です。

ホールの形状に合わせてほぼ一面に制振材を貼りこむ方法を採用しています。

またハーネスやワイヤーなどをドア内部から引き出すことも必要なので、専用のアルミテープを用いて防水処理も抜かりなく行っております。


純正スピーカーとアフターパーツでは外径や厚みなどが異なるので、インナーバッフルでウインドウを下げたときの裏側のクリアランスや取付穴径の調整を行います。

今回はメタルバッフルのD-Buflleをベースバッフルに使用、その上にM&MDESINGのPCD1を重ねてフルメタルインストールとしました。


重ねてフロントドアに装着↑

車両とはボルトナットでの締結、D-BuflleとPCD1はボルトホールでの固定となるのでガッチガチの固定が可能となっています。

この剛性感は低域再生でかなりしっかりとした効果が期待できます。


バッフル同士の防水処理ですが、各ショップでメタルの間に防水材挟むのは×とかメタル同士なら隙間は極小だからなくて〇など様々ですが・・・

ビーパックスでは伝達性や防水性を両立させたいので、↑のように接合部にアルミガラスクロスを貼り込み防水性を向上させています。


G400のミッドウーファーをボルトにて取付↑

付属のビスは使用できないので、キャップボルト+ワッシャで接触面積も増やしつつ固定しました。


次は高域担当するツィーターの取付です。

ダッシュボード端の純正グリル内への取付をご希望されていたので、グリルを取り外し純正スコーカーを取り外します。

こちらは裏面に装着されたコンデンサによるハイパスフィルターで中高域を担当していました。


純正の取付ベースにアクリルベースを使用し、内径を調整してDIATONEを固定しました。

ツィーターもしっかりと固定することで振動によるエネルギーロスが軽減されるので、音質向上に繋がります。


左右とも純正位置に装着↑

ダイレクターは指向性を左右するパーツですが、同時に振動板の保護も担っています。

グリル内での取付ですが純正に比べ少し上方向へのマウントになっている為、グリルとの予期せぬ接触も考慮して装着しています。


ちなみに210系にはセンタースピーカーが装備されていますが、音質的には必要ないので配線のみ取り外しました。

スピーカーユニットはメクラ蓋代わりで車両に残しておきました。


組み上げ後は純正ナビにて音出しチェックと微調整を行います。

純正ナビにはTRE・MID・BASSの3バンドとFED・BALの調整のみですが、この機能も使いようによっては簡易でステージングの調整が出来ます。

もちろんDSPの様に詳細を自在に操れるわけではありませんが、やってみて損はなしです!!

トヨタの同系車種のオーディオ内でのエフェクトが多少目立ってしまいますが、入庫時とはかなり印象の違うサウンドになったかと思います。

スコーカーからツィーターに変更で高域がクリアになったのはもちろんですが、中域の担当が増えた

次回は純正オーディオのエフェクトをDSP導入でフラット化~2wayマルチ+純正サブウーファーでさらなる高音質化への追求をして頂きたいですね!

ご依頼お待ちしております!

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藤井 一輝
KAZUKI FUJII
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。