B-PACSBLOG2022純正JBLサウンドシステム搭載のアルファード!!デッドニング施工でさらに音質アップ♪♪

純正JBLサウンドシステム搭載のアルファード!!デッドニング施工でさらに音質アップ♪♪

2022/07/02 10:00 CATEGORY: カーオーディオ デッドニング

アルファードやレクサスなどでよくお問い合わせ頂く事が多いのですが、JBLサウンド搭載車やマークレビンソン搭載車でスピーカー交換できますか?といった内容がよくあります。

結果的に答えは・・・交換はできます!!なのですが、純正サウンドシステムのほとんどが専用のプロセッサーアンプ内で各スピーカーに担当させる帯域を分けた信号を分配しているため、スピーカーだけを交換したとしても音質改善どころかほとんどの場合は帯域が合わずに音質劣化を招きます。

スピーカーにはインピーダンスと呼ばれる抵抗値があり、一般的にアフターパーツのカーオーディオの数値は2~4Ωが主流です。

ところが純正システムのスピーカーには、6Ωなどのインピーダンスの物が存在し、しかも1台の車に6Ωや2Ωなどのスピーカーが混在している!などといったケースもあります。

これではアフターパーツメーカーのスピーカー選定に問題があり過ぎるので、スピーカーだけの交換はおススメできません。

その場合、どうするのかというとDSP(デジタルプロセッサー)を用いて、車両の各スピーカー出力を合成し直して全帯域の信号へ復元!そのあと接続ch分のアンプを通して交換するスピーカーを鳴らすといった流れとなります!!

この様に結果的には交換できるのですが、多大なコストが掛かるのが容易に想像できるでしょう!!

上記の方法でフロントスピーカー交換と純正サブウーファー流用でシステム変更をした場合、工賃などを含めると予算は30万円~は確実に掛かります!!

流石にではそれで!!と気軽にいきなりチャレンジできる価格ではないかと思います、そんな車両で是非試して頂きたいのがドアデッドニングです。


デッドニングとは制振加工作業のことで、現在のクルマのほとんどでドアの内板にスピーカー取り付け位置が設けられており、そのドアにはサービスホール呼ばれる故障時のメンテナンスを行う開口部があります。

このホールを埋めてドア自体をスピーカーBOX化するほか、年々省燃費を目的とした軽量化が進められ、新しいクルマ程ボディを構成する鉄板の板厚が薄くなってきています。

その結果純正スピーカーであっても、スピーカーより発せられる振動エネルギーに鉄板が負けてしまい、音を出そうとすると土台がたわみ、スピーカーが十分鳴らなくなってしまいます。

その振動ロスをデッドニングで制振材を貼りこむことにより抑え、加えて制振材により板厚や重量が増すことで、強度と剛性感が高まり、最も効果がわかりやすい帯域でいうとちょうど低音の部分がかなりしっかりとします。

もちろんドアスピーカーは低音だけでなく中音域も出ていますので、その音にもメリハリが生まれ、不要な振動により濁っていた音が綺麗に再生できるようになります。


↑は制振材張り込み中のアルファードのフロントドアです。

このお車も純正JBLシステム搭載車でスピーカー交換が容易に行える車両ではありません。

そしてサウンドシステム搭載車といえどもノーマル状態では制振処理はほぼ皆無に近いです。

アウターパネル(ドア外板)にはスポット的に制振材を貼り込み、スピーカー裏には開口に合わせた制振材+スピーカー裏にに発生する不要な音を吸収拡散するための素材を貼りこむなど、ひとくちにデッドニングといっても色々な施工を施します。


インナーパネル(内板)までほぼ一面貼り施工を行いました。

スピーカーホール付近はギリギリまで制振材を貼り込みます。

たまにスピーカーの接地部まで制振材を貼り込んでおられるのを見ますが、そのような施工は弊社ではベターではないと考えます。

高い制振を狙っているのでしょうが、制振材がスピーカーと土台の間に入ってしまうと対鉄板へのマウントではなくなるので、ガッチリとした固定にならず、スピーカーが本来の動きが出来なくなります。

デッドニングでスピーカーをしっかりと鳴らすのが目的なのにこれだと本末転倒ですね(笑)


制振作業ですが綺麗な仕上げにも気を遣っています。

ワイヤーハーネス類はドア内からインナーパネルに引き込まれ各スイッチなどに配線されていますが、制振材の下にハーネスを潜らせてしまうと制振効果も低下するほか、車両配線等にに不具合が出た際に確認が困難になってしまいます。

ですのでノーマルの防水シート同様にハーネスガイド用に型取り~穴あけを行い、一部を除き制振材の上にハーネスを固定するように施工します。


ドアロック・開閉ようのワイヤー引き込みも気密&防水性を重視した施工を施しています。

仕上がりが綺麗=耐久性が高いは間違いなく!隙間だらけのデッドニングだと制振効果も半減しますし、防水性が無いため車内への雨水等の侵入の原因にもなります。

特にサービスホールのエッジ部における制振材の抑え込み不良は、ドア内板と制振材の隙間が雨水の溜まり場となり思わぬトラブルを誘発してしまうかもしれません。

制振材を貼りこむだけ!?と言葉で言ってしまえばとても単純な作業ですが、コツやポイントを抑えた施工をしないとデメリットの発生にもなってしまうので注意が必要です。

専門店に任せて安定・安心・確実な音質改善効果を手に入れて頂きたいと思います。

こちらのアルファードも施工後は低域が増強され迫力が増したほか、ボーカルの再現性も向上した印象です。

交換が容易でない車両で、コスパが抜群なデッドニングは一度は試してみる価値ありですよ!!

その後DSPアンプ+スピーカーのシステムを組む!となった場合でも、この施工は無駄にはなりませんしおススメいたします!!

※参考施工価格
デッドニング施工(部材込)/30アルファード・フロントドア左右 ¥44,000(税込)


同時作業でフォグランプの光量UPとカラーチェンジも行いました。

現行型の純正LEDフォグ・・・光量がイマイチでして、フォグランプのレンズを交換→さらにハイワッテージLEDバルブに交換して明るいフォグランプを手に入れるのが定番となっております。

今回のレンズ交換+LEDバルブのパターン、LEDユニット一体レンズ交換など様々なタイプがあり、中には走行状況に応じてホワイトフォグ→イエローフォグにスイッチできるユニットもあります!!

いずれのタイプも弊社にてメーカー&ユニット選び→手配→取付調整が可能ですので、アルファードをはじめ主にトヨタ車でフォグに不満をお持ちの方はご相談お待ちしております。

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藤井 一輝
KAZUKI FUJII
担当:セキュリティ/オーディオ
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。