2025年上半期の車両盗難件数「車種別」は?
前回は県別の車両盗難件数についてご紹介しました。今回は公開されている今年度の上半期の車種別盗難件数についてもお伝えします。
どの車種が狙われているのか、まずは下記の表をご覧下さい。

やはり圧倒的にランドクルーザーの盗難件数が多いです。(※歴代のランドクルーザーや「250」「300」「プラド」等を含む)月に63台以上も盗難被害に遭っている事になります。前年度から大きく増えている事も気掛かりです。その次はプリウスになります。プリウスは何年も続けて盗難件数が上位にランクされているのですが、プリウスオーナの方はあまり盗難対策の意識が薄いような気がします。販売されている台数に比べると被害に遭う確率は低いと思えるのでしょうか?逆に、LXは販売台数で考えるとこの盗難件数はかなり危険に感じる方が多いのか、セキュリティでのご相談が多いです。
いずれにしても、ここで上がっている車種であれば、盗難対策が必要である事は間違いありません。
— 最近の傾向について —
■ 手口はますます巧妙に
近年の車両盗難は、リレーアタックやCANインベーダーと呼ばれる電子的な侵入手口が主流になり、スマートキーの電波を悪用してドアを開けたり、車両の制御系に直接アクセスしてエンジンを始動させたりと、従来の「物理的なこじ開け」ではありません。そのため、「短時間・無音」で持ち去られるケースが多く、鍵をかけていても安心とは言えない時代になっています。
■ 愛車を守るための複合防犯対策
警察も「複合的な防犯対策」を呼びかけています。
1つの対策だけでなく、電子・物理・環境面を組み合わせることで盗難リスクを大幅に下げることができます。
カーセキュリティシステム(警報装置)
侵入やエンジン始動を検知して強力に警報。最新のモデルはスマートキー連動型や、CANインベーダー対策機能を備えています。
「Grgo(ゴルゴ)」「Panthera(パンテーラ)」「AUTHOR ALARM(オーサーアラーム)」などはランドクルーザーやアルファードオーナーにも人気です。
ハンドルロック・ホイールロック
短時間でも“見た目でわかる防犯”は効果的。物理的な防御は犯行抑止に直結します。
GPS追跡装置
万が一盗難に遭っても位置を追跡でき、早期発見の確率が大幅に上がります。
ボディカバー
車種を特定されにくくすることで、“ターゲットから外れる”効果が期待できます。
■ 「うちは大丈夫」が一番危険
盗難被害の多くは、日常の油断から起きています。人気車種に乗っていなくても、古い型式やトラックが狙われるケースも少なくありません。「鍵を閉めているから大丈夫」ではなく、複数の防犯対策を組み合わせてこそ本当の安心が得られます。カーセキュリティ製品は一度導入すれば長く使える投資です。この表に上がっている車種のオーナーであれば、今こそ防犯対策を見直しをお勧め致します。
— まとめとして —
◆トヨタ車を中心に高級・人気車の盗難が依然多発
◆電子的手口により短時間・無音での犯行が主流
◆有効なのは「複合的な防犯対策」
→ セキュリティ装置+物理ロック+環境整備
大切な愛車を守るために、「対策していることを見せる」ことが最大の抑止力です。一台一台に合ったセキュリティ対策を取り入れて、安心のカーライフを送って頂ければと思います。
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愛車はシトロエンのベルランゴになりました。テスト的にコーティング施工前と施工後で何度か洗車をしましたが、コーティング施工後は洗い上げから、拭き取りが本当に早く楽になりました。大きいサイズの車両ほど、コーティングが必須だと身をもって実感しています。









