B-PACSBLOG2023測定器で70%以上あれば、車検は通るのか?(フィルム車検についての考察)

測定器で70%以上あれば、車検は通るのか?(フィルム車検についての考察)

また暑い日が続きます。
こういう日が続くとフロント用の透明遮熱フィルムのご相談・ご依頼が増えてきます。

そしてそのご相談時に必ず聞かれるのが、「車検は通りますか?」というご質問です。実は・・この質問に対してのお答えが単純にはいきません。基本的にはフィルムが貼ってあるガラス面の透過率が70%を超えているかどうかが判断基準になります。それなら話は簡単そうなのに、なぜか? 要因はいくつかあります。まず、ディーラーによってはフロント側にフィルムを貼ってある時点で「点検・車検入庫お断り」という所があります。こういうディーラーで購入された場合はそもそもフィルムの施工が難しくなります。それから、透過率を測定する「測定器の種類によって数値にバラつきがある」という点もあります。透過率測定器の一部には明らかに数値が低く表示されるものが存在しています。こういった測定器を使用している所に車検を依頼すると本来は通るフィルムが剥がされかねません。

それに加えて、今年の1月に国交省からディーラーを含めた整備事業者向けに文書で通達がありました。詳細についてはここでは省きますが、その通達以降、透過率測定器は「PT-50/51」「PT-500」という機種を使用する流れになってきています。この機種は陸運局で使用されている高価なモデルで、どこでも用意できるものではありません。その為、ディーラーの中にはその測定器が無い事を理由にやはり入庫を断られるケースもあるようです。もしくはディーラーが陸運局に持ち込んで測定してもらい、その数値が70%を超えていればOKと判断する場合もあります。

ここまで書くと何となく難しいようですが、逆に言えば「PT-50/51」「PT-500」で測定して70%を超えていれば車検は通る!事になります。それは「ゴーストフィルム」でも 同様です。ビーパックスでは昨年から「PT-500」を導入して測定しています。(ブログTOPの画像がそうです)

ビーパックスではご希望があれば、ご相談時に「PT-500」を使用してフィルム施工前のガラスの透過率を測定致します。フィルム施工後はそこから数パーセント下がるので、車検時の参考になるかと思います。

ここまでのフロント側にフィルムを施工したい場合と車検時の対策をまとめると・・
【クルマ購入前】
●透過率に関わらず貼ってあるだけで入庫を拒否するディーラーは避ける。
【クルマ購入後】
●車検に出す予定のディーラーや整備工場の対応方法を確認しておく。
(中には剥がしてからしか受付けないところもあります)
●ビーパックスの透過率証明書があれば車検適合の判断をしてくれる整備工場に依頼する。
●施工の相談・依頼は「PT-50/51」「PT-500」を導入している専門店へ

以上、現状はこんな感じかと思います。

どこのディーラーが「入庫拒否」なのか・・等々はブログで書くのは問題がありそうなので、お知りになりたい方はお問い合わせ下さい(^^;

国交省からまた何か通達があれば、この現状も再度変更される可能性があります。(※フィルム施工を希望されるオーナー様にとって、良い方向に改善される事を願っております)

通達後における課題や問題点について、ゴーストフィルムのメーカーであるブレインテック社の宮地代表とビーパックス代表の井上がかなり踏み込んだところまで熱く語っております。ご興味がありましたら、是非ご視聴下さい(^^)

STAFF
広瀬 一彦
KAZUHIKO HIROSE
担当:主任/フロント
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愛車はシトロエンのベルランゴになりました。テスト的にコーティング施工前と施工後で何度か洗車をしましたが、コーティング施工後は洗い上げから、拭き取りが本当に早く楽になりました。大きいサイズの車両ほど、コーティングが必須だと身をもって実感しています。