B-PACSBLOG2021【カーオーディオ】サウンドチューニングが必要な2つの理由

【カーオーディオ】サウンドチューニングが必要な2つの理由

2021/05/14 16:24 CATEGORY: カーオーディオ

こんにちは!京都でカーオーディオショップをしているビーパックスです。

今回は、カーオーディオでサウンドチューニングの必要性について触れようと思います。
サウンドチューニングは主に「調整」や「設定」にまつわる1種で、最後の仕上げのような物ですが、カーオーディオでは非常に”重要”となっていますので、ご興味あられましたら最後までお読みください。

オーディオと言えば「スピーカー交換」や「パワーアンプ交換」などメニューは盛沢山ですが、それ以外でもよく聞く言葉「社外ナビの方が音が良い」。
もちろんカーナビの内蔵アンプや光学ドライブが優れているなどありますが、「調整力に長けている」事が大きなポイントだと考えられます。
では、なぜ調整力が長けている方が良いのでしょうか。

サウンドチューニングが必要な2つの理由


その理由は、車の室内は音響的コンディションが良くないからです。
クルマの中では好きな音楽を好きな音量で聴くことができるので、その意味ではリスニングルームとして最高の環境です。さらに音楽はレジャーの高揚感を高め、また心と体を癒す効果もあります。風景とシンクロして、音楽の感動力がより大きくなることもあります。ドライブと音楽はとても良い関係にありますよね。

しかしながら、車内の音響的な特性はあまりよろしくありません。

■1つ目の理由

「反射と吸収の影響により、周波数特性が乱れがちとなること」です。
車の室内は狭く、ガラスや樹脂パネルで囲まれています。その中で音楽を再生すると、音は反射し、さらにシート等で音の吸収も起こります。これらの反射した音と吸収された音が、悪さをします。特定の周波数帯で、音圧の盛り上がりや音圧の盛り下がりが発生してしまいます。”ステレオ”の効果を得るためには、左右のスピーカーから等距離の場所にポジションする必要があります。

■2つ目の理由
もう1つの音響的な弱点は、「リスニングポジションが、左右のどちらかに片寄っていること」です。


これは、“ステレオ”を楽しむ上での決定的な欠点と言えます。“ステレオ”とは、音楽を左右のchに分けて録音しそれを左右のスピーカーで再生して、音楽を立体的に再現しようとするものです。そして、その効果を得るためには、1つ条件があります。それは「左右のスピーカーから等距離の場所にリスニングポジションを取ること」です。
しかしクルマの中ではこの条件が成り立ちません。故に音楽を立体的に感じ取ること(ステレオイメージを感じ取ること)ができません。
そこで、“サウンドチューニング”機能を活用すれば、状況は一変します。主に「周波数特性の乱れ」に対してイコライザーを使い、「リスニングポジションが片寄っていること」にはタイムアライメント機能を使うことで、それぞれの状況を改善させることが可能となります。一部のサウンドチューニングに長けたカーナビやDSPには、配線の入れ替えなどを施して、より明確なタイムアライメント・周波数カット・音量レベルなどを駆使し、車に合わせたステレオ環境感を突き詰める事が出来ます。

※タイムアライメント=スピーカーが音を発するタイミングを制御することができます。近くにあるスピーカーに対して音を発するタイミングに遅延(ディレイ)をかけ、すべてのスピーカーから等距離の場所にいるかのような状況を作り出せるのです。この調整を行うだけでもかなりのステレオ環境を作り聴き心地が良く、楽しむ事が出来ます。

難しいようですが、言い換えると”サウンドチューニング”は、カーオーディオを趣味とするときの楽しむべき1要素であり、音として完成度を高める重要な必死項目でもあり、とても変化量の多い存在です。上手く決まったときの達成感も格別で、設定時も都度音が変化しますので、そこにカーオーディオならではの面白さもあります。的確な調整を施すためには、かなりのノウハウと経験が必要なので、システムアップをお考えの時点でカーオーディオショップを頼って購入・取付をご利用ください。
※弊社では取付のみは基本的に行っておりません

サウンドチューニングでの音はショップによって異なるのも面白いところで、その音がお店の顔ともなります。好みなサウンドとマッチ出来ると長いお付き合いが出来ると思います。

まとめ

そのことから「純正ナビは音が悪い・良くない」「社外ナビの方が音が良い」と言われる理由の1つとなっています。一部のカーナビではチューニングの幅がともて広い機種があり配線から見直してサウンドチューニングを活かす事の出来るやり方もあります。カーナビ選びからスピーカー選びまでお悩みであればぜひオーディオショップを訪ねてみてはいかがでしょうか。

STAFF
有吉 琢磨
TAKUMA ARIYOSHI
担当:フロント
執筆記事一覧 ≫

物心がつく前から車が好きで、幼少期にマイカーで回る動物園に行っても車ばっかり追いかけていたそうです。 運転して楽しい車が好きで、ドライブに欠かせないオーディオカスタムもゆっくり楽しんでいます。