B-PACSBLOG2025トヨタ・アクアの前後スピーカー交換で車内音響をガラッとチェンジ♪

トヨタ・アクアの前後スピーカー交換で車内音響をガラッとチェンジ♪

2025/12/20 10:00 CATEGORY: カーオーディオ スピーカー交換


トヨタ・アクア

前後スピーカーの交換でご入庫です。


交換するのはカロッツェリアのカスタムフィットスピーカーのVシリーズTS-V174SとCシリーズTS-C1740です。

フロントは2wayセパレート、リアは2wayコアキシャルです。


交換作業はドアトリムを取り外して行います。

今回はデッドニング無しの前後交換のみとなります。

防水ビニールタイプのドアではないので、デッドドニング無しでも音質面では少々有利ですね。


ノーマルスピーカーは4スピーカー車なのでフルレンジとなります。

これ一つで低中高をすべて担うので籠った音になるのは仕方がないですね。

そしてやはり音像も低くステージ感は全く感じ取れない音質です。

ディスプレイオーディオの調整機能では少しクリアな感じには調整できますが、とりあえず鳴っているといったレベルです。


スピーカー交換には純正スピーカーと車外スピーカーの口径や取付ピッチ違いを変換するためにバッフルボードが必要です。

純正同様にドアトリム内に収めるために取付けるバッフルをインナーバッフル、ドアトリムを加工してスピーカーが見えるように取付してあるものをアウターバッフルと呼びます。

前車はコスパに優れますが、スピーカーグリルの反射音が生じるため音質面では少し劣ります。

後者はハイコストですが、ダイレクトにスピーカーの音を活かせるので音質面に優れます。

とはいってもインナーバッフルの方が後々都合もいいので大半の車両がこちらのインストール方法です。

アウターバッフルをオーダー頂く方は音質や見た目にかなりこだわる方です♪

形や仕上げ生地やイルミ増設など、見せ方は色々とありますので極めてみたい方は是非!アウターバッフルを!!

今回はインナーバッフルの中でも高耐久高音質で人気のメタルタイプで取付しました。


インナーバッフルで取付ける際、割と忘れられがちなのがこの取付部のスポンジテープです。

エプトシーラーと呼ばれる多孔質の低反発素材でスピーカーとバッフル間に挟み込んで使うことで、圧縮されて隙間からの背圧漏れ性能と防水性を兼ね備えてくれます。

この防水処理を怠ると車両の構造次第では、降雨時や洗車時に車内へ漏水する可能性があります。

プロショップでの作業であれば心配ないですが、取付慣れていない車販売店などで交換作業をされた場合、取付もれしている可能性もあるので注意が必要です。


メタルバッフルにボルト固定でV174Sのミッドウーファーを固定↑

木製バッフルだと木ネジだったりしますが割れが生じたり、ネジ穴部がもろくなりやすいので、そこから水気が侵入すると崩壊してしまったりします。

メタルバッフルならそういった経年劣化の心配も少なく長年安定した強度と音質が保てます。


フロントにはセパレートを取付けなので低音と高音を割り振る役割のクロスオーバーネットワークの取付が必要です。

V174Sのネットワークは各ユニット別体式なので比較的小型ではありますが、ドア内に設置するには場所の選定に時間を必要とします。

仮付けとトリム脱着を繰り返し干渉しない場所を見つけて本固定します。

スピーカーケーブルにはオーディオテクニカのケーブルを使用しました。


ドアトリムを戻す前に、スピーカー周りに裏側に貼ったエプトシーラーと同様の素材を貼り込みます。

こちらは厚みがかなりあります↑これはドアトリムを閉じた際スピーカー外周に貼りこんだテープが押しつぶされて隙間を埋めることで、トリム内側への音の回り込みが防ぐことができ、スピーカーグリルだけに音抜けするようになります。

音質UPはもちろんですがドア内の異音発生の防止にもなるのでこういった細かな処理は外せません。


リアスピーカーも同様にメタルバッフルを使用してコアキシャル2wayを取付けました。


こちらもフロント同様に処理を行います。


フロントのツィーターはダッシュボード上に置き型マウントを使用して取付↑

置き型のメリットはグリル内などに比べて角度設定の幅が広がることです。

指向性の強いツィーターは角度次第で良くも悪くも音質に影響が出ます。

レザーを用いて角度出しを行うことでタイムアライメントが補正できないヘッドユニットでも、センターに振ったり少し右寄りにしたりとフォーカスを定めることができます。


調整範囲が少ないディスプレイオーディオですが、V174Sのポテンシャル&細かな処理の効果もありステージ高さは稼げました。

ホントこのV174Sはコスパが高いです。

カスタムフィットスピーカーとしては安くはないですが、同価格帯の海外ブランドのエントリーモデルと比べるとかなりのアドバンテージですよ!!

またカロッツェリアのスピーカーは背面がコンパクトなので、大型ハイパワーが魅力の海外モデルの取付で鉄板カットが必要な車両でも無加工で取付できる可能性が高いです!!なので対応車種の広さでは同価格帯では群を抜いていると言えるでしょう!!


スピーカー交換と同時にレーザー探知機の取付もご依頼いただきました。

取り付けたのはモニターとアンテナ部が別体式のZK3100です。

モニターで視覚的な警告を確認できるほか、マップ機能で自車から近い距離での取り締まり多発ポイント、設定次第で踏切や事故多発エリアなど様々な情報を表示警告できます。

取締り機の検知だけではなく、安全運転に必要なデータを提供してくれるアシスタントの様な使い方も可能です。


メイン機能であるレーザー式取り締まり機や従来のレーダー式取り締まり機の検知はこちらのアンテナで受信します。

アンテナGPSGPSアンテナとなっているので、レーダー波&レーザー波&衛星情報を駆使してうっかり違反をしてしまうのを防いでくれます。

安全運転を心掛けていても速度切り替えポイントを見逃していたり、事故多発ポイントを認知しているだけで色々と防げることがあると思います。

飛ばさないから必要ないのではなく、見落としやうっかりミスを減らす目的で導入するのもアリですよ~!!

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藤井 一輝
KAZUKI FUJII
担当:セキュリティ/オーディオ
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。