スズキ・ジムニーノマドにフロントドアデッドニング!既設スピーカーがさらに音質UP↑↑

スズキ・ジムニーノマド↑
フロントドアのデッドニング施工でご入庫です。

フロントドアスピーカーは13㎝くらいですね!!
低域が少し出しにくい口径ですのでデッドニングによる効果は大きいです。

ドアトリムをバラすとアルパインのスピーカーが装着されていました。
このタイプは最近増えてきているルーフに5㎝のミッドハイが装備されます。
従来のステレオの定義とは少し変わりますが、走行音による減衰が少ないのが特徴ですね!!
このミッドウーファーは低域に特化した設計にされているので、ドアデッドニングで固めることでさらに力図良く芯のある低音再生が可能となります。

ジムニーは防水ビニールタイプのお車でした。
接着剤としてブチルゴムが使われているのでまずはこちらを除去していきます。

ブチルゴムは↑の様に粘り気が強く引っ張ると糸を引くので取り扱いには注意が必要です。
除去のポイントとしてはなるべくドア側にブチルを残さないようにビニールシートを剥がす&残った場合もいきなり溶剤で溶かさずに極力ヘラなどで取り除くことが大切です。
もしDIYでやった場合、この作業でかなりの時間を要して諦めてしまうパターンもあるかもしれません。
またヘラで取り切れなかったブチルは溶剤で溶かし取っていきますが、この際に結構な溶剤を使いますので制振材+必要部材+時間のトータルで考えると、ビーパックスの標準施工費左右ドアで40,000円はかなりお値打ちだと思います。

細かい部分に残ったブチルや油分を脱脂していきます。

ドア内部は防錆目的のグリスが大量に付着していたりするので2度3度念入りに脱脂を行います。
油分が残っていると制振材の貼り付けが上手くいかず十分な効果が得られないばかりか、制振材が脱落したり異音の発生やパワーウィンドウの動作不良などにもつながります。

ドア全面が綺麗になりました。
この後アウターパネル施工をするので、作業性を向上させるためワイヤーやハーネスガイドを一旦取り外します。

アウターパネルに制振材を貼り込んでいきます。
貼り込むのは↑のブチル系接着剤が基材の制振材です。

表面はアルミシートとなります。
表面の凸凹が薄くなる程度に専用のヘラで圧着していきます。

アウターパネルに貼り込んだ状態です↑
10×10㎝ほどの制振材を等間隔に貼り付けています!
大きな制振材をドカンと貼り込む手法もありますが、制振材は結構な重量がありドアヒンジなどの負担も増えるため、制振効果と重量面を考慮してベスト場バランスで施工しています。
全面貼りしてしまうと普段のドア開閉もかなり重たくなり結構大変です。

スピーカー裏の部分には制振材を貼り込んだ上から波状の特殊カットが施されたウレタンフォームを貼り込みます。
多孔質なウレタンフォームとランダム波状でスピーカー裏に発生する定在波対策を行います。
個々が平面だとスピーカーの背面より発せられた音がそのまま跳ね返ってきてしまいスピーカーの鳴動に支障をきたします。

インナーパネルは防水ビニールの代役も兼ねるので、サービスホール開口部を大きく覆うようにガッツリと貼り込みます。
ワイヤーやハーネスの引き込み部は専用のアルミテープを使用して防水性を上げています。
制振材の上にハーネス類を這わせることで、電気系のトラブル時の対応も容易に行えるようにしています。

アルパインのミッドウーファーを再度組付けてデッドニング完了です。
トリムを戻して音出しチェックを行います。
デッドニングの効果でドアからの低域がかなり太くなりました。
施工前はルーフスピーカーの主張感が勝っていましたが、ドアがしっかりと付いて行っているイメージです♪
防水ビニールから制振材の変化は思った以上に音質変化があるのでお値打ち感倍増です!!
ジムニーでスピーカー交換後にデッドニングがまだの方!是非施工してスピーカーを本領発揮させてあげてください!!
もちろんスピーカー交換とのセット入庫も大歓迎です!!
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。








