カーコーティング(ガラス・セラミック)の違いをご説明します！

現在、カーコーティングは「ガラスコーティング」「セラミックコーティング」と言った様々なコーティングが出ていますが、
「どのコーティングが良いのか分からない・・・」
「似たような美点ばかり書いてあるのに価格が全然違って良く分からない」
と言った悩みが、初めてコーティング選びをした時に必ずと言ってもいいほど出ると思います。

当店の取り扱い商品群です
商品は多いですが、価格帯も性能も大きく異なります

ですので、今回は「ガラスコーティング」「セラミックコーティング」の２点を比較しようと思います。
コーティング選びの参考になれば幸いです！

コーティングは製品の特性上、どのコーティングも良いところを並べると似たり寄ったりの文面になる為、「どれがどう良いのかが分からない」と言った状況になりがちなのですが、当然コーティングの種類によって大きく塗装の保護性能等が変わります。
ざっくりと書きますと、ガラスコーティングと比べてセラミックコーティングの方が塗装の保護性能が高く、さらに１層よりも多層の方がコーティング性能が高くなっています。

具体的な内容としましては以下になります。

ガラスコーティングと比べたセラミックコーティングの良いところ

・塗装への浸透力が高く、よりコーティングが高密になり耐久性が高い
・コーティングの被膜がより高密だと傷も付きにくくなる(付かなくなるわけではありません)
・耐薬品耐性、防汚性に優れている
・耐薬品耐性が強い=強力な薬品が使えるので、シミが付いてしまってもメンテナンス剤で除去出来る可能性が高くなる(当然除去出来ないケースもあります)

ガラスコーティングだと・・・

・コーティングと浸透力が弱いので、耐久性が低い(詳しくは後述しますが浸透しないわけではないので・・・)
・密度が低く傷が付きやすく、艶が良いのが災いして却って傷が目立ちやすくなる
・防汚性が劣るので、コーティングを貫通して塗装まで侵食するシミが付きやすい
・耐薬品耐性が劣る=強力な薬品を使うとコーティングも剥がれるため、除去できるシミが少ない

ちなみに・・・塗装の大敵である、

鳥の糞

鉄粉

が１年中付く可能性が纏わりつき、更に春には、

花粉

黄砂

冬には、

積雪

融雪剤

と様々な外的要因があり、塗装(コーティング)にとっては、少し洗車をせずに放っておくだけで一瞬でシミにつながる過酷な環境下では、正直ガラスコーティングだと力不足と言うのが本音ではあります・・・

花粉・黄砂等が大量に付着した車
コーティング施工車であってもすぐに洗車を！

また、コーティングに関して誤解されがちな点として、「コーティングは研磨で落ちるから取り返しがつく」というのがありますが、実際は取り返しがつきません！

と言うのも、何も塗られてない塗装にコーティングを塗ると、塗装とコーティングが化学的に結合し、ベースコートが塗装に絡みついた状態になります。
こうなってしまうと、研磨後に別のコーティングを塗っても、前に塗ったベースコートが塗られた状態の為、折角塗ったコーティングの性能を出し切れません。
本当の意味でコーティングを剝がそうとすると再塗装以外の手段が無く、多額の負担が掛かってしまいます・・・

セラミックコーティングの一つであるServfacesのイメージ画像
ここから更に根っこが張るように塗装が浸食されていく形です

ですので、コーティング選びに迷った際は性能が高いものを！これが、これから何年もコーティング施工車と付き合っていくにあたって一番後悔しない選択肢だと思います。
特に新車は何も塗られていない為、1度塗ったものがその後の塗装状況に直結すると言っても過言ではありません。セラミックコーティングは高密なので、新車にこそ真価を発揮するコーティングともいえます。勿論予算の都合はあるかと思いますが少しでも良いもので施工することをおすすめします！

セラミックコーティングの中でも人気な「GTECHNIQ-ジーテクニック」を筆頭にセラミックコーティングは施工難易度が高い製品が多いですが、当店の施工担当者はこの道のプロフェッショナルですので、施工後の仕上がりは心配ございません！
ちなみに、GTECHNIQはセラミック＋多層で耐外要因に対して他製品を凌駕する耐性を有しています。多層コーティングについてはまた次回ご紹介させていただきます！
ジーテクニックはベースコートと専用のトップコートを使用した多層コーティングです。専用のトップコートが撥水かねた犠牲被膜となる利点があります。

ホンダ シビック TYPE-R：ボディコーティング　GTECHNIQ「CRYSTAL SERUM BLACK」

塗装が他社と比べても柔らかいホンダ車に施工難易度が非常に高いCRYSTAL SERUM BLACKを施工した記事です。
こういったシチュエーションでもしっかりと仕上げます！

とはいえ、高いもの=良いコーティングかと言われると、塗装との相性だったり、コーティング製品の性能差等の要因があるので、そう言う訳でもありません。
当店では、お車によって最適なコーティングをご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください！