B-PACSBLOG2020薄くなっている塗装どのように磨いているの?ミニクラブマン コーティング施工

薄くなっている塗装どのように磨いているの?ミニクラブマン コーティング施工

2020/06/12 19:04 CATEGORY: ボディーコーティング

ここ近年、車の乗り換えサイクルが3年~5年ペースが5年~10年ペースに乗り換えサイクルに変わりつつあると言われています。コーティング施工はクリア塗装を磨き、限りあるクリア塗装を磨くので、コーティング施工も10回出来たらかなり良い方で、平均5回位が限度かなと思います。その限られた塗装を磨き綺麗にする事がやりがいのある仕事なんです。

今回、コーティング施工したミニクラブマン、キズ・雨染みで艶・光沢が失われているかつ塗装膜が薄くなっている状態でどの様に磨き作業を行っているか?コーティング施工スタッフ村田自身の磨きのこだわりをお伝え出来たらと思います。

磨き作業を行う前に、必ず塗装状態を目視で確認します。キズ・雨染み・汚れはどの様に付いているか?ゴムパーツ・ウレタンパーツの劣化度合いなど確認します。この時に磨きの工程をどうするか考えています。

今回の場合キズ・雨染みより、「塗装薄いなぁ」「磨き跡がキツイなぁ」普段通りの工程の無理かもと思って確認していました。

特に経年車、塗装状態が悪い場合は、圧膜計を使います。塗装の磨く塗装はクリア塗装の部分を研磨するからです。塗装の厚みは塗装全体で約100~150μ(ミクロン)と言われています。その中クリア塗装の厚みは?塗装全体の中の約20~40μと言われています。

今回のミニクラブマンは、圧膜計で圧膜測定したところ、塗装膜が低い箇所(湾曲している箇所)が87μ平面で高い箇所が100μでクリア層が薄くなっていると判断できます。

クリア塗装が薄い状態の磨き作業の村田のこだわりは、普段の工程なら、粗目>中目>細目>極細目>仕上げの順番でポリッシャー・コンパウンド・バフの組み合わせで仕上げていくのですが、クリア塗装が薄い場合、粗目>中目>細目>極細目>仕上げの順番でも【粗目作業を短時間で→中目作業を飛ばして→細目・極細目作業の時間をかける→仕上げ】など塗装の状態で作業工程を変えています。

ポリッシャーの回転が速ければ磨き過ぎたりしますし、コンパウンドの量が多いと研磨力が上がり磨き過ぎたり、逆に少ないとコンパウンドが固まり塗装にキズを入れてしまうので注意が必要で最適な回転、最適な量が求められます。

今回のミニクラブマンの場合の磨きは、まず最初に浅いキズ・雨染みを削り取るイメージで磨いていきました。(ポリッシャーの回転普段よりも回転を遅くしてコンパウンドの量を多めにコンパウンドの研磨力で磨きました。)そうすることで、浅いキズ等は取り除く事ができ、艶・光沢が上がってきます。次は、簡単に取れるキズより深いキズがでてきます。その深いキズが厄介で、【磨きでキズが取れるのか?キズが残るのか?この工程でキズを取るのか?次の工程でキズを取るのか?あらゆる角度から塗装の状態を見極めをしながら磨いています。全ての作業工程で塗装を削っているので最後まで気を抜く事はできません。

磨き終了時の膜厚測定では、2μ削り落とした事になります。クリア塗装も無限ではないので、負担なく綺麗に磨けたと思います。

もし、コーティング再施工を行う場合でも、あと1~2回位再施工できるようにクリア塗装残しています。(湾曲の部分は85μですので注意すれば大丈夫でしょう)

クスんでいた塗装が、見違えるほどピカピカになりました。クリア塗装を残しつつ綺麗に磨く事は知識・経験が必要で、ただ単に綺麗に磨くだけでは次の再コーティング施工が出来ませんし何より塗装を痛める事になります。そこで、村田のこだわりの結論は、塗装膜が薄い場合でも、もうこれ以上磨けないまで磨き、その時の塗装のベストの状態にするが僕のこだわりです。

綺麗になったミニクラブマン。これからも大切に乗って頂けたら嬉しいです。

ビーパックスのコーティング施工は、お客様との会話を大事にし、駐車環境・キズ・雨染みの確認・洗車頻度による保管環境など会話で最適なコーティングを一緒に選びコーティング施工を行っています。決して押し売りは致しません。

お気軽にお問い合わせご来店お待ちしております。

 

STAFF
村田 総一
SOICHI MURATA
担当:フィルム/コーティング
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趣味はライブ、プロレスだ。ライブ会場に行くには愛車のレヴォーグ。 西へ東へドライブがてら会場へ最長は日帰りで新潟まで行った事がある。